【民主党青年局北関東ブロック<民主党栃木県連主催>東京電力(株)純揚水式/小水式発電設備 現地調査!】
【民主党青年局北関東ブロック<民主党栃木県連 主催>
東京電力(株)純揚水式/小水式 発電設備 現地調査!】
と き:2012年10月29日(月)
ところ:今市発電所/砥川発電所
こんにちは!斉藤たかあきです!
<facebookへの投稿を再編集しましたので、ご覧ください!>
国内でも屈指の規模を誇る<純揚水式>の今市発電所に。最大出力は、35万kw/h×3機=105万kw/h(=大型の原子力発電機おおよそ1機分に相当)。この様式の発電システムは高低差のある2つのダムを設け、比較的余裕のある夜間電力を用いて低い方(今市ダム)から高い方(栗山ダム)へ水を汲み上げます。そして日中の電力使用量ピーク時には高い方に貯めておいた水を低い方に放ち発電をするというもの。ただし通常のダムのように自然な河川からの流水によるものではないため、連続発電可能な時間は当然限定的で最長7時間。ちなみに、汲み上げ(ポンプアップ)には10時間を要します。つまり、昼間ピーク時など電力不足に陥りそうな場合の言わば『切り札』としてのバックアップシステムという大切な役割を担っている施設です。地下400mに設置された発電電動機(発電機とポンプを兼ねている)をはじめとする関連施設の...パーツの1つ1つが、日常で目にする物とはスケールが段違いです。とにかく、デカい!運転開始は昭和63(1988)年、当初総工費は1,800億円弱とのこと。
対称的に2年前、下側の今市ダムから排出されている自然流入分の水流を利活用するために設置されたのが、最大出力247kw/hの砥川発電所。電力事業者自体が設置者のため当然売電するわけにはいかず、純粋な再生可能エネルギーの利活用。総工費2億円弱とのこと。
福島第1原子力発電所事故以降も、新しく明確なエネルギー政策が未だ政府からは十分に示されていない現状。電気を起こし継続的な安定供給を確保するために不可欠なコストと、そこに携わる労働者の思いや置かれている厳しい環境に対する理解の促進。それぞれの現行発電システムの特徴を勘案し多様なシステムのベストミックスを模索すること、節電や省エネも駆使してその範囲でのライフスタイルに改めていくことこそが、私たちにできる目下現実的な対応なのではないでしょうか?もちろん新しいシステムの研究・開発などにも引き続き取り組み長期展望・目指すべき方向性を明らかにしながらも、まずは現実的な方法で冷静に我慢強く対応していく…何か昨日の「税と社会保障一体改革」にも通じます。エネルギー政策に関しても国民全体でのより深い議論とより明確な政治のリーダーシップが今こそ必要である!と、改めて痛感させられました。





東京電力(株)純揚水式/小水式 発電設備 現地調査!】
と き:2012年10月29日(月)
ところ:今市発電所/砥川発電所
こんにちは!斉藤たかあきです!
<facebookへの投稿を再編集しましたので、ご覧ください!>
国内でも屈指の規模を誇る<純揚水式>の今市発電所に。最大出力は、35万kw/h×3機=105万kw/h(=大型の原子力発電機おおよそ1機分に相当)。この様式の発電システムは高低差のある2つのダムを設け、比較的余裕のある夜間電力を用いて低い方(今市ダム)から高い方(栗山ダム)へ水を汲み上げます。そして日中の電力使用量ピーク時には高い方に貯めておいた水を低い方に放ち発電をするというもの。ただし通常のダムのように自然な河川からの流水によるものではないため、連続発電可能な時間は当然限定的で最長7時間。ちなみに、汲み上げ(ポンプアップ)には10時間を要します。つまり、昼間ピーク時など電力不足に陥りそうな場合の言わば『切り札』としてのバックアップシステムという大切な役割を担っている施設です。地下400mに設置された発電電動機(発電機とポンプを兼ねている)をはじめとする関連施設の...パーツの1つ1つが、日常で目にする物とはスケールが段違いです。とにかく、デカい!運転開始は昭和63(1988)年、当初総工費は1,800億円弱とのこと。
対称的に2年前、下側の今市ダムから排出されている自然流入分の水流を利活用するために設置されたのが、最大出力247kw/hの砥川発電所。電力事業者自体が設置者のため当然売電するわけにはいかず、純粋な再生可能エネルギーの利活用。総工費2億円弱とのこと。
福島第1原子力発電所事故以降も、新しく明確なエネルギー政策が未だ政府からは十分に示されていない現状。電気を起こし継続的な安定供給を確保するために不可欠なコストと、そこに携わる労働者の思いや置かれている厳しい環境に対する理解の促進。それぞれの現行発電システムの特徴を勘案し多様なシステムのベストミックスを模索すること、節電や省エネも駆使してその範囲でのライフスタイルに改めていくことこそが、私たちにできる目下現実的な対応なのではないでしょうか?もちろん新しいシステムの研究・開発などにも引き続き取り組み長期展望・目指すべき方向性を明らかにしながらも、まずは現実的な方法で冷静に我慢強く対応していく…何か昨日の「税と社会保障一体改革」にも通じます。エネルギー政策に関しても国民全体でのより深い議論とより明確な政治のリーダーシップが今こそ必要である!と、改めて痛感させられました。





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